新たな自分に出会う情報発信誌　VIVO　2012年冬号　第28号 page 13/24

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は消えていきました。知らぬ間に日は西の山にかたむいていました。「そうや、家に帰ろう。おとうやおかあにあやまろう。これからは、一生けんめい働くんや」源太は、急いで山を下り始めました。そして、旅の思い出に....

は消えていきました。知らぬ間に日は西の山にかたむいていました。「そうや、家に帰ろう。おとうやおかあにあやまろう。これからは、一生けんめい働くんや」源太は、急いで山を下り始めました。そして、旅の思い出にと小石を一つ拾いました。すると、巫女が現れて言いました。「もし、旅のお方。この山の神様は、山にある物を持ち出されることがおきらいじゃ。その石は、置いて行きなされ。」源太は、ちょっと迷いましたが、一つぐらいならいいだろうと小石を持って走り出しました。源太は、やっとの思いで家にたどり着きました。そして、おとうに手をついてあやまりました。「どうか、今までのことはゆるしとくれ。これからは、心をいれかえて働くで」源太は、旅の話をしました。『金華山』の小石の話を始めると、じっと聞いていたおとうが、「神様がいかんということをどうしてやったんや。お前の心は、まんだ直っとらんのか。」とおこりだし、小石を取りあげると、川をめがけて力いっぱいほうり投げました。石は、ビューンと飛んで川向こうに消えました。あくる朝、源太は川向こうに大きな山ができているのを見つけてこしをぬかしました。そこは、昨日おとうの投げた小石が落ちたあたりでした。その山には、木々が生い茂り、青々とした松が岩はだをおおっています。清らかな長良の水が、静かな山かげを映して流れています。よろよろと立ち上がった源太は、北の果ての『金華山』を思い出していました。つらかった旅、そして拾った小石、巫女のことばなどが次から次へと浮かんできました。『そうや。神様がおれを怒ってござるんや』思わず手を合わせ、祈るように山を見上げる源太の目からは、とめどなく涙があふれ出てきました。やがて、村人たちは、この山を『一石山』とよび、後に『金華山』とよぶようになりました。11 VIVO11 VIVOＪＲ岐阜駅南口から徒歩3分のところにある「サポートハウスカラリア」。精神障がい者の自立支援を目指すＮＰＯ法人「爽風会」が、就労継続支援Ｂ型事業所としてプレオープンしてからもうすぐ1年が経つ。〝個人の尊厳を大切にしながら、自立した生活を地域社会において営むことができるように?という思いで設立された。なんといっても「サポートハウスカラリアの一番の売りは、ボリューム満点のランチメニュー。人気の日替わりをはじめ、カレーなどの定番ランチがすべて500円で食べることができ、ランチに付くホットドリンクはお代わり自由というのも嬉しい。冬には常連客にも人気のおでんがメニューとして並び、テイクアウトもしている。「地域の方に愛されるお店にしたい、そのためにメニュー作りから店内のレイアウトまでスタッフみんなで意見を出し合います」と波多野彰彦施設長。また店頭では手作りの革製品や小物などが手頃な値段で買うことができる。スタッフの笑顔とアットホームな店内はついつい長居したくなるお勧めのお店だ。めのお店だ。めのお店だサポートハウスカラリアサポートハウスカラリアカフェ＆レザークラフト住所岐阜市加納栄町通り3丁目21番地豊田ビル１Ｆ?058－214－9085駐車場有営業時間10時～18時ランチ11時～定休日日曜・第一土曜日3組6名様にランチ無料券プレゼント※詳しくはP20参照日替わりランチ（豚キムチ）500円十六BKJR岐阜駅至名古屋至大垣大共BK歩道橋ローソンカラリアデニーズ駐車場★JR岐阜駅南口から南へ徒歩3分★名鉄岐阜駅より徒歩10分★加納栄町交差点、十六銀行の北隣